コミュニケーション術は、なぜこんなに色々あるのか
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コミュニケーションにも様々な目的があり、様々なタイプのコミュニケーションがある。
たとえば大きな書店の本棚には、山ほどコミュニケーションの本がある。
たとえばセールストーク、プレゼン術、上司・部下とのつきあい方、結婚式でのスピーチや子供とのつきあい方、恋愛に関するトーク術やナンパ術などなど。
これだけ様々なタイプの本があるということは、コミュニケーションがいかに多様であるかという事だろう。
そしてコミュニケーションがなぜ多様なのかと言えば、相手との関係によって変わってくるものだからだろう。
たとえばコミュニケーションの参加人数で見れば、1対1や1対多、多対多といったコミュニケーションもある。
相手との関係で見れば友人や級友・同僚と言った対等関係のコミュニケーションもあれば、上司と部下、親と子供、教師と生徒といった上下関係があるコミュニケーションもある。
コミュニケーションが行われる空間でみれば、
- 家庭でのコミュニケーション、
- 職場でのコミュニケーション、
- 学校でのコミュニケーション、
- 街中や駅、公園などと言った公共スペースでの見知らぬ他人とのコミュニケーション
つまり会話をする相手や会話する場所や状況によって様々なタイプのコミュニケーションが存在するわけで、細かく分ければ数十種類にも分類できるだろう。
これらに対応する会話術・コミュニケーション法を考えれば、会話やコミュニケーションに関する本やセミナーが山ほどあるのも頷けるね。
ビジネス・コミュニケーションが一番シンプル
コミュニケーションと一口に言っても世の中には様々なシチュエーションがあり、様々なコミュニケーション術がある。
家庭での会話、学校での会話、職場での会話、商談での会話、デートでの会話、親や子供との会話、話す内容も考えれば、相当の種類がある。
だから、これらの様々なシチュエーションごとに、様々な会話本やコミュニケーション・セミナーがあるわけだ。
しかしこんなにたくさんあるコミュニケーション術を、全部身につけるとなると大変だし、まず無理だろう。
となるとコミュニケーションの核となる部分をまず探し、それを学んで会得することから始め、それを相手や状況に合わせて使えるように学ぶべきだろう。
コミュニケーション全般に共通する部分もあるはずだから、まずそこから身につけるのが近道なはず。
そうしていろいろ考えてみると、一番シンプルなコミュニケーション術は、ビジネス・コミュニケーションだと言うことになる。
というのもビジネスでは、用件を正確に伝えることが重要で、常に目的がハッキリした会話が求められるからである。
つまりビジネス・コミュニケーションは、目的と会話にしっかりした関連があるから、「なぜそう言う会話をするのか」という点が分かりやすい。
なので最初はビジネス・コミュニケーションから、学んだり研究したりすると良いだろう。