ストレートネック対策 首枕の作り方
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ストレート・ネック、首猫背は、頸椎(けいつい:首の7つの骨)が、まっすぐに並んでしまう症状だ。
パソコン作業やスマホに没頭したり、ボクシングやバレエなどで、アゴを引いた状態を続けるとなりやすい。
ストレートネックになると、首の後ろ側の筋肉や背中が硬くなり、首の付け根にずっと痛みが続く。
また胸鎖乳突筋が縮んだままになり、頭へ行く血流や、リンパの流れが滞る。
そのために頭痛やめまい、耳鳴りや吐き気など、様々な自律神経失調症状が出る。
ストレートネックの対策としては、首回りのストレッチと首枕がある。
首回りのストレッチに関しては、すでに書いたので省略する。
→首の呼吸筋と、胸鎖乳突筋のストレッチ一方、首枕とは、首にする枕のことで、タオルと靴下があれば、簡単に作れる。
首枕の作り方
用意するもの(1個分)
- タオルを2〜3枚、(バスタオルなら1枚)
- チクチクしない素材の靴下
作り方
- タオルを重ねてロールケーキのように巻く。
- 直径は薬指の長さくらい(6〜8センチ)になるようにする。
- タオルを丸め終わったら、それを靴下に詰め込む。
- 仰向けになって首に当ててみて、楽に息が出来るように折り方を調整する。
- 完成。
その他の情報
- 最初は、細い首枕から始める。
- 布団の柔らかさや首の調子によって、ちょうど良い太さは変わってくるので、太さの違う首枕を3〜4個作っておいて、使い分けるとよい。
- 仰向けで首枕をして寝る。
5分くらいで良い。
- 首枕と同時に、腰にも首枕を当てても良い。
ストレートネックの原因は、普段のアゴを引いた姿勢であるからこれを解決しなければ、あまり意味がない。
猫背は骨盤の後傾が原因
アゴを引く悪い姿勢を続けると、首をいくらストレッチして緩めても、すぐにまた元に戻って固まってしまう。
横に寝て首枕で治そうとしても、一時的に首の負担を取り除くだけだから、多少気分が楽になる程度である。
毎日、何時間も首や背中に負担をかけているのに、それをホンの数分で治そうとしても無理なのだ。
日頃の悪い姿勢、猫背を正さないと治りようがない。
そして姿勢を正すのに重要なのが、骨盤の傾きのコントロールだ。
というのも座っている最中などに、背中が丸まったり、頭が前に出るのは、骨盤が後ろに傾いて、腰が丸まっているからだ。
これは椅子に座った状態で、試してみるとよく分かる。
椅子に座った状態で、ヘソを後ろに引っ込めてみると、骨盤が後ろに傾いて(骨盤の後傾)、腰が丸まり、猫背になって頭も前に出る。
逆にヘソを前方に押し出してみると、骨盤が前に倒れて(骨盤の前傾)、腰が反り、胸が開いて頭も後ろに下がる。
つまり、猫背の悪い姿勢を治すには、一にも二にも骨盤の前傾が必要で、骨盤の傾きをコントロールできるようにならないといけないわけだ。
そのためにはまず「前屈」のコツを知って、股関節を畳めるようにしよう。