発声練習(5)発声練習は笑顔も練習、裏声も

発声練習(5)発声練習は笑顔も練習、裏声も

笑顔の練習も発声練習と同時に行う

発声練習は日頃から、
鏡を見ながら練習するように心掛ける

 

声をきれいに出すことも重要だが、
顔の表情のことも忘れてはいけない。

 

以前も書いたが、心理学者メラビアンは、
対面型のコミュニケーション(F2F)には、
「言葉」「声の調子」「顔などの表情」
という三つの要素があるとした。

 

そしてさらに、言葉以外の「顔の表情」や「声の調子」が、
「言葉」より信用されるケースがあることを示した。

 

つまり、この三つの要素の意味が食い違っていたとき、
聞き手は言った言葉より、顔の表情や、
声の方が判断材料にする人が多いのだ。

 

一例を挙げると、実際は褒めているのに、
顔がしかめっ面なら、相手は怒っていると判断するだろう。

 

逆に深刻に怒っているのに、
声が甲高く、顔がニコニコしていたなら、
相手は怒られているとは感じないだろう。

 

だから響く声で話すのと同様に、顔の表情もうまく作れないと、
聞き手は安心して話を聞くことが出来なくなってしまう。

 

そのために発音練習の際には、顔の表情、
つまり「笑顔」の練習もしなければならないわけだ。

 

ところが「笑顔」と言われると、「口角を上げる」とか言われて、
発音の際には全然役に立たなかったりする。

 

そこで別の練習法として、まゆ毛を上げることと、
前歯を見せることを意識すればよいと言う。

 

笑顔の表情練習法

(1)鏡などを見て、まゆ毛を上げて発音練習する (→顔がにこやかに見える)
(2)「え」と「い」は、ほおを引き上げて、上の歯をしっかり見せてから発音する(→笑顔)

 

これは、いつでもどこでも、全文耳勉! 朝3分の声トレで、あなたの話し方が9割変わる!
という本に載っていた方法だが、簡単で練習しやすい。



裏声の練習はなぜ必要か

きれいな声を出すためには、
裏声(ファルセット)の練習が必要だ

 

裏声というのは、裏返った声ということだが、
実際は裏返っているのではなくて、
単なる高い声ということである。

 

たとえば高い音で「ワオー」と犬の遠吠えを、
真似することは誰でも出来るだろう。

 

ゲゲゲの鬼太郎に出てくる鬼太郎のオヤジの
「おい、鬼太郎!」という声の真似もできる。

 

これは声が裏返っているわけではなくて、
高い声は元々出るように出来ているのだ。

 

ボイストレーニングの本を読むと、
3種類の声があるかのように書いてあったりするが、
人間は3種類の声が出せるわけではない。

 

声が3種類あるわけではなくて、
低い声(チェストボイス:表声)と
高い声(ヘッドボイス:裏声)、
そしてこの二つが混じった声(ミドルボイス)があるのだ。

 

つまり低い声と高い声を同時に出す発声法がミドルボイスで、
だからミドルボイスは別名「ミックスボイス」とも呼ばれるわけだ。

 

そしてこのミドルボイスは練習しないとなかなか出ない声なので、
発声練習をしていない人は低音から高音に音程が上がっていくと、
途中で突然、裏声になってしまうので「声が裏返る」と言うわけだ。

 

裏声の練習方法としては、1オクターブ以上高い音で、
「ほ(HO)」か「ら(LA)」で練習するとよい。


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